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中小企業で働くワーキングマザーの日常

病児保育、できれば利用したくない。我が家がそれでも使う理由。

働く母の永遠のテーマ、子供が病気のときの仕事をどうするか。保育園に行くと1年目はたくさん病気をする…分かっていても想像以上だった、というのが、ほとんどのワーキングマザーの感想ではなかろうか。我が家も第一子の保育園1年目は、アデノウイルス2回、突発性発疹2回、中耳炎数回、ロタウイルス…嫌になるぐらい小児科に通った。そして、想定外だったのが「子供の病気は長引く」ということ。鼻がかめなかったり、薬をうまく飲めなかったり、高熱で眠れなかったりと、結局は本人の免疫力と対処療法で治すことが多く、保育園1年目は一度発熱すると「あぁ今週は終わったな」という感覚だった。

第二子が保育園1年目の今は、夫が半分休んでくれるので、1週間コースは自分→夫→実母→自分→夫ぐらいのペースで回しているが、第一子の復帰当初はほとんど休まなかった(というか頼らなかった)ので、当然病児保育のお世話にもなった。

 

親子ともども泣いた病児保育の帰りみち

 

我が家の場合、長女が1歳前後に突発性発疹で熱を出したとき、初めて病児保育を使った。我が家の最寄りは保育園に併設している病児保育で、かかりつけ医の意見書を持参して、保育士と看護師が少人数で看てくれるタイプのものだ。前日までに予約が必要だが、突発性発疹は発熱が長引くので、3日間ぐらい有休をつかったあとにお願いした。

お迎えに行くと、人見知り真っ盛りの長女は自宅から持っていったお気に入りのぬいぐるみを抱えて泣いていた。連絡帳によれば、人見知りな上に発熱で機嫌が悪く、1日中泣いていることが多かったようだ。保育士さんも看護師さんも、それはそれは丁寧な方で検温も体調管理もきちんとしてくれたし、何ら不安や不満はなかった。

でも、それでも、私は帰りみちに子供を抱きながら泣いた。当時、子供の病気による休みが続いたことや、残業至上主義の上司の下にいて大した仕事もしていなかったことから、「ここまでして続ける仕事なのか…」と涙があふれた。

 

使いたくない気持ちはわかる…でも。

実は育児休業から復帰してくるママたちからも「病児保育、使わなきゃだめですか?できれば休みたい…」と相談されることが多い。使いたくない気持ちもよーく分かるので、「絶対、休むな。使うべし!」とは全く思わない。(でも、残念ながらこういうことを聞いてくるママに限って「夫は戦力外で…」ということが多い。夫が休めれば病児保育を使う頻度はぐっと減るのに!)

だけど、1週間の休暇を突然取得するのは、計画的に取る有休休暇とは訳が違う。時短勤務のように、10を8とか7にするのは比較的容易だけど、10を0にする突発的な休暇はやはり仕事に支障をきたす。いや、1週間休んで支障ないなら、あなたの仕事って必要ですか?ということになる。(もちろん、代わりにやれる人を作ることは大事だけど)

こんなことを書くと、また「女の敵は女」とか「会社や上司のマネジメントが悪い」とか言われるのだけど、でも私の生きている今この時代に突発的な1週間のお休みを「仕方ないね」で済ませられる会社がどれほどあるだろうか。少なくともわが社では、誰かがそのフォローに回らざるを得ないし、特にギリギリの人員で回している中小企業においては、正直迷惑と思われても仕方ない状況であると当事者であっても思う。

結局、今・この時代を生き抜くワーキングマザーとしては、やはり病児保育は頼らざるを得ないものなのだ。だからせめて、急性期だけは傍にいてあげて、お休みが長引くようなら、病児保育も考えてみようよ、と復帰ママにはアドバイスをすることにしている。

 

いい人たちこそ、無理をしてくれる…

聖人君子のような人はそういうお休みは「お互い様」だから気にせず休めば良い、と言ってくれる人もいる。「仕事の代わりは誰でもいるけど、母親の代わりは誰もいない」などと言って送り出してくれる人もいる。それはそれでお言葉に甘えていいと思うし、私も甘えさせていただくことが多々ある。むしろほとんどかもしれない。でも、こういう聖人君子のような方々のためにも、病児保育を使う覚悟は必要だと思っている。

例えば夫の同僚に持病の治療中で、定期的に通院している方がいる。実はこの方の通院日に子供の病気が重なることがあり、私もどうしても休めない日だったりする…そんな時に我が家は病児保育を使う。この同僚の方は我が家の状況をよくご存知なので、夫が「子供が熱で…」と言えば、ご自身の通院をずらして代わりに出勤してくれるような人だ。

病気だけではない、いつも私の退社後にフォローしてくれていた後輩が「明日、デートなんで残業変わってください」という日に子供が熱を出す!なんてこともあった。(とにかく子供は休めない日に限って熱を出す…)この後輩だって、子供が熱で…と言えば、おそらくデートをキャンセルしてくれるような子だ。でも、ふと「子供にとって母親の代わりはいない」のであれば、「恋人にとって彼の代わりはいない」のもできる限り尊重しなくては、と思って、病児保育を利用した。(お迎えは夫)

 

「ちょっとお願い」を言いやすい環境をつくりたい

なんだかこんな風に「お互い様」を作られても重い…と思う人も多いだろう。もちろん、「子供が熱だけど、いいですよ」なんて恩を押しつけるようなことはしない。

結局は普段フォローしてもらっている分、こういう「ここぞ」という時は、やっぱりこちらが歩み寄りたいというだけ。そのための病児保育なら、少しつらくっても使おうかな、と思っている。同様の理由で保育園の延長保育も使ったりする。

なぜなら、常に「私は無理」モードでいると、周囲の人たちも「どうせあの人はお願いしても無理だから…」となるからだ。毎日、定時になるとダッシュして、何があっても絶対に帰ります!、子供の病気は当然全部休みます!という余裕のない態度の人に「ちょっとお願いが…」「ちょっと新しい仕事を…」と言えるだろうか?私が独身者や上司だったら言えない。(人事として同様の悩みというか愚痴を受けることもある)

やっぱりそれは心苦しいし、ワークライフバランスは子供がいたり、介護をしている人だけのものではない。少なくとも自分以外の人たちがそれを言いだせる環境ではありたいと思うのだ。

さらに、最初は「いいよ、母親の代わりはいないし~」なんてい言ってくれている人たちに、「すみません、じゃあよろしく」なんてことが続いたとして、いつまでもそう思ってくれる保証はない。そんな気持ちを持ち続けてもらうためにも、時として歩み寄りは必要だと思う。

 

もちろん、子供の体調不良で休んでも、誰も残業できなくても、何ともない強固なチームを目指すことが第一だけど、現実はそうそう追いついていない。

すべてのワーキングマザーができることとは思わないし、「いつ何時も休むな」ということではないが、「とにかく傍にいたいから」という理由で病児保育を断固として使わないのなら、それはちょっともったいないのかもしれない。ちなみに我が娘は母が泣いた病児保育初日のことなんて、すっかり忘れている様子。親の心子知らずとはこのことか、と実感している。

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