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中小企業で働くワーキングマザーの日常

驚愕。50年以上前からワーキングマザーの悩みは変わっていなかった。

先日、横浜市歴史博物館で開催されている「すくすく育てみんなの願い 出産と育児をめぐるモノがたり」という企画展を見に行った。簡単に言えば、昭和初期~現代にかけての出産・育児にまつわるモノ(育児書とか、育児グッズなどなど)を展示しながら、育児に関する時代の移り変わりを示したものだ。展示自体はとても面白く、今の自分たちの育児との違いや、自分自身が育った時代の状況などを知ることができ、とても有意義だった。(~2015年11月23日までなので、興味がある方はお急ぎください)

 

しかし、私が一番衝撃だったのが、育児雑誌と一緒に展示されていた昭和初期の「主婦の友」という雑誌だった。「主婦の友」は平成に入っても刊行されていた主婦向け雑誌の老舗中の老舗。(残念ながら現在は休刊)当時としては、けっこう画期的な企画もあり、手に取ることもできたのでパラパラと興味深く見ていたのだが…

 

 

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その主婦の友の昭和30年代のこの号、「職場結婚号」(このタイトルもすごい…)とあるのだが、その中で

「職場で結婚した奥様ばかりの打ち明け座談会」なる企画が掲載されおり、食いついて読みふけっていた。↓(ちなみにこれは手にとって読めるような展示になってました)

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その中身がいまだに「うん、わかる~」ていうか「マジかよ〜」だったので驚きや落胆とともに紹介してみる。何度も言うが、昭和30年代(今から60年ぐらい前)の話だ。

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田中「よく周りの人が、あの共働きの家庭は容易じゃないねとか、破綻だよねとかいったりするけど、そんなことはお互いに気にしなくていいと思いますよ」

 

若山「私だつて、お仕事をたてつづけにやっていると、やつぱり少しは家のことをしてというようになつちゃう(原文ママ)」

田中「多少、家庭を犠牲にしますからね。男の場合はそれで文句ありませんけど、女の場合は苦しいのね」

 

ななな、ナニコレ!!2015年でも全く違和感のないお話だ。そして、極めつけがこれだ。

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河村「私は子供が生れても、仕事をずつとつづけてゆきたい決心でおります。今の日本の状態ではいつになつたら安心して子供をもつて働けるか…(中略)一番考えているのは託児所の問題で―」

 

 

なんなんだろう、この悩みの進化のなさは。むしろ、託児所問題(保育園)は悪化しちゃってるんじゃなかろうか。

なんだかこの河村さんという女性(会ったことないけど)に申し訳なくなってくる。

衝撃的すぎて、2015年のワーキングマザーである私は、これを手に取りながら「ウンウン!わかる~」とか言って、同行者に「ちょっと恥ずかしいって!」ととがめられた。

この河村さんという女性が定年まで仕事を続けたのかどうか、非常に気になるところだ。

半世紀経っても同じ悩みを持ち続ける日本の働く女性たち…。私は暗澹とした気分になってしまった。

せめて自分の娘が親になるころには、日経DUALあたりのログを見て「あはは~ママの頃ってこんなことで悩んでたんだって。おっかし~」ぐらいになってくれていることを願うし、行動しなければと決意を新たにした。

 

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