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中小企業で働くワーキングマザーの日常

夫が働き方を変えた本当の理由

ザ・共働きで二人の未就学児がいる我が家。私は子供のためなら滅私奉公せよ的な「古き良きお母さん像」をどうしても受け入れられていない母親だ。仕事もしたい一方で、自分が後悔しない程度にそこそこ子育てや家事にも手をかけたい。そんな想いが捨てきれずにいる。

ところが、ほぼフルタイム正社員をこなしながらこの理想をかなえるには無理がある。うん、ありすぎる。そこで登場するのが、夫の存在だ。

 

 

ワーキングマザーのようなワーキングファザー

夫は中小企業で働きながら、ほぼ毎日定時に帰宅する。たぶんまだマイノリティな存在だろう。定時までガツガツ仕事をして、ダッシュで帰るワーママみたいな生活をしている。だいたい18時前後に帰宅すると、母親キャパシティがおちょこ並みの私(現在は時短なのでお迎え担当)が、夕飯作りと洗濯物と子供たちの世話でテンパっているところ。夫は私が帰宅後にダッシュで取り込んだ洗濯物を畳みながら、長女の話を聞いてやったり、下の子がぐずっていれば抱っこして、ときには離乳食を与える。その間に私は夕飯の支度を進めて18:30には全員そろって夕飯を食べている。もちろんお風呂は親が一人ずつ入れるので、下の子の受け渡しもできて負担も少ない。これらすべては私の指示などいらない。(本来は父親として当然なんだけど)

夫が働き方をここまで変えるのに私はさんざん文句を言ったり、データを見せたり、思考錯誤した。しかし、夫が本当の意味で「変えようと思った」のは私が想像できなかった理由だった。ただののろけ話かもしれないが、意外にもこのブログの読者が半数以上男性なので、注意喚起も込めて書こうと思う。

 

私が並べた文句、図解、データ、体験談…

たいがいのママと同じように、第一子出産後の私は夫の「使えなさ」にイライラしていた。「察する」ことができない、努力の方向性が違う。(機嫌取るためにお菓子買ってくるなら一刻も早く帰ってこいとか)そのまま職場復帰したので、ついに爆発して夫の前で「もう無理!」と泣きながら激昂したこともある。でも夫はあまり変わらなかった。「けっこうやってる方だと思うし!」とぬかしやがった。(ど・こ・が!)

そこで、まずやったことは家事育児の図解化だ。夫は「やっているつもり」だというが、じゃあ私はどんだけやってるのよと。夜遅く帰ってくる夫には言ったところで、子供はスヤスヤ寝ているから想像がつかないのだ。そこで、1日のスケジュール・すべての家事・育児を細かく書き出し(子供の爪切りとか、洗濯機のくず掃除とかまで)どちらが主に担当しているのかを図解して夫に冷静に叩きつけた。

夫…黙った。(のちに聞いたところ、やっていると思ったのに全然やれてなくて悔しかったらしい)

それからというもの、冷蔵庫に貼られたそのリストを見ながらどうにか指示を出さずとも「察して」動いてくれるようになった。(手が空くとリストをチェックしてたらしい。私は必死で気づいていなかったが…)

それから、働き方を変えるためにもいろいろなデータを出した。「子育てしなくて、今さら家庭に居場所がないから、オジサン達は会社から帰らないんだよ」とかちょっと脅しのようなこともよく言っていた。幸いにも夫は家事育児に参加することには抵抗がなく、やりたいと思う方だったので嫌がらなかった。

私自身の時短で働くつらさもよく愚痴っていた。なにせ子供や家庭に滅私奉公ができないので、働けないつらさが本当に身にしみていたのだ。夫は「う~ん」とかなんとか言いながら、一方的に話す私にとりあえず耳は傾けていた。

そのうちだんだんと私も仕事が忙しくなり、私は勤務をフルタイムに戻した。「ごめん、この日はお迎えお願いしたい!」と事前に頼んでおけばお迎えに行くようになり、子供の病気のときに順番に休みを取るようにもなった。おのずと働き方が変化し、1年ぐらいかけて現在の形に落ち着いてきたのだ。お迎えもほぼ毎日対応できる時間に帰るようになったので、第二子で時短を取るまでは私は突発的な残業も受けられるようになっていた。

 

結局、なにが夫を変えたのか。

ここまで変わってくるとは思わなかったので、ある日夫に「ねぇ、私はいろいろと家事育児に参加してくれるように働きかけたけど、何が一番効いた?」と聞いてみた。夫は悩みながら「あの、家事育児を図解して、オレが全然やってないっていうのは愕然としたなー」「あ、職場の家に帰りたくないオジサンたちを見て、『ああはなりたくない』と思ったのもあるな」…フムフム、けっこう作戦が効いている様子。…と夫なんだか違うな―と考えつつ、

 

「結局はさ、オレはマンマ(仮・私のこと)と好きで結婚したわけさ。好きな人が求めることには出来る限り応えたいと思うのが普通なんじゃないかなぁ…」

 

 

f:id:salarymanma:20151103000120j:plain←私の心の声

 

 

うん、久々に夫に対してこういう気持ちになった。(産後初かもしれない。いや間違いなく初だわ)まぁ、もっと早くできたんでないの?とは思ったし、いろいろ必死にやったからそう思ったのだろう、とも思う。脅しも効いていたかもしれない。

でも、そうだよね、根本的にはそういうことだよね、と無性に納得した。結局、働き方を必死で変えている男性(働き方を変えることは、女性よりも男性の方がはるかに大変)は子供のためやワークライフバランスのためもあるけれど、単純に愛妻家な気もする。

 

夫の「いつか」のために仕事を辞める覚悟ができた

私は実際に夫が必死に定時に帰ってくるのをみて、「今後、夫がもし何か新しいことや挑戦したいことがあったら、次は私が働き方を変えよう」という覚悟ができた。

世の中には夫の転勤などで、泣く泣く仕事を辞める女性も多いだろうし、パートナーの非協力により望まないマミートラックに乗る人もいるだろう。私にはそれが受け入れられなかったけれど、夫がここまで歩み寄ってくれている今、ようやくその妻の器?に追いついたという感じだ。キャパシティ狭小の私が言うのも恥ずかしいけど、ほんと世の奥様方はよく尽くしているのだな、とハッとさせられた。

さて、忙しく働くお父さんたち、たぶんあなたの妻は私なんかよりもずっと理解のある人なんじゃないだろうか?

妻が働き方を変えたり、仕事を辞めたりしたのは、大前提として夫への愛情があるからなのだとよく肝に銘じた方が良い。その愛ある覚悟にきちんと応えている夫はどれだけいるのだろうか。

(もし妻が望んだとしても、仕事がやってみなければわからないのと同じように、子育てもやってみて分かるつらさがたくさんある。いや、疑うならやってみろっての。)

 

愛情だけでは変えられないものもあるのは百も承知だけど、努力する姿勢は見せられると思う。月に1度の早帰りでもいいし、飲み会を一回パスするでもいい。物でなく、妻が望んでいる行動で愛情を示した方がいい。ママはもう行動でしか愛を測れない。じゃないと大変なことになる。(夫は「このままじゃ離婚されるかも」と思ったらしい。←やっぱり脅しが効いてる笑)

 

まぁ、このブログを読むお父さんたちはきっと『イクメン』(←この言葉大っきらいだけど)だと思うので、本当に言いたい人には届かないだろうけどなぁ…。

 

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