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中小企業で働くワーキングマザーの日常

育休復帰、保育園がかわいそうと思うママほど子供はかわいそうになる。

10月から早いと来年度の保育園入園申し込みが始まる。職場でもぼちぼち「4月に保育園に入れれば復帰します」という連絡が入り始めた。復帰前のママの中には、というか私も含めて第一子復帰のママはどの人も心の中で「もっと一緒にいたい、いた方が良いのではないか」という気持ちがくすぶっているのがわかる。単純に仕事に時間が取られることで、生活がどう変化するのかという不安もある。でも、それ以上に「子供を預けることは良くないのではないか」という気持ちが私にはあった。でも、子供を二人預けて復帰している今、「かわいそうと思えば思うほど、子供にとってかわいそうな結果となる」と思っている。なぜか。

 

 

なぜ預けるのが「かわいそう」なのか?

保育園に0歳や1歳から預けることがかわいそう、これは感情の問題なので思うことは仕方のないことだと思う。それは自分の過去(私の場合は専業主婦の母に育てられたので、もちろん家庭保育)や児童館、公園で会う子供たちとの比較によるものでもあるし、目前にあるはかなげな命を見て自然に沸く感情だと思う。

保育園のありがたみを知った今となれば、子育て経験値ほぼゼロかつ仕事で自分の価値を見出しているような私が、核家族・地域のつながりの薄い都内で家庭内保育なんて、向いてなくて当然なんだけど。でも、思ってしまった。こんな小さなうちから他人に預けるなんて「かわいそう」だと。まぁ他人に言われると腹が立つのだけど。

 

「かわいそう」と思って専業主婦と同じ子育てを目指した結果

でもだからといって、仕事を辞める選択肢は経済的にも精神的にもなかった。だから私は頑張った。できるだけ専業主婦のお母さんと同じように子育てするために。預けているのだから、せめて毎日手作りの離乳食を作り、ダッシュで送り迎えをして、20時には布団に入れるように生活リズムに細心の注意を払った。一方で根っからの仕事人間でもあったので、時短を取りながらも「だから子持ちは」と言われたくなくて、仕事は全力投球。そして案の定、子供はよく熱を出し、それに罪悪感を感じては、夫に任せることさえ悪いと思って、自分で看病した。

振り返れば、専業主婦の子育ての実態なんて知らないのに、何かそうしなければいけないのだ、仕事をしていることは(経済的にはプラスでも)精神的・肉体的には子供にとって悪いことなのだ、だから努力して取り戻さねばならぬ、と強迫観念に迫られていたと思う。

 

結果、私は倒れた。そりゃ、そんな生活しちゃってたら倒れるよね。と今なら分かる。倒れた後、ようやく人に頼るということを始めた。でも、時すでに遅し。幸いに夫は「仕事好きな君は仕事を続けるべきだし、そのために自分の子供は自分で育てることに何ら異論はない」というタイプだったので(あえて「協力的」とは言いませんよ)、さっそく手を貸してくれた。でも、その頃1歳過ぎだった子供はもはや「お母さんじゃなきゃダメ!」状態…泣く泣く。ひどく泣いた。そりゃそうだ。「あ、お茶が飲みたいのね」「抱っこなのね」なんて、ようやく子供の要求していることがつかめるようになってお互いにストレスが減ってきたころだったし、絶賛人見知り中でもあった。

でも、私の体はもう限界、悲鳴を上げており、そんな子供の泣きわめく声を聞きながら寝込むしかなかった。(もちろん夫は子供を外に連れ出してくれたりしたけど)普段から夫が料理もこなす人だったことは、一つ心配事や「這ってでもやらねばならぬこと」が減ってとてもありがたかった。それでも私は子供の泣く声を聞いて、自分が申し訳なくて涙が出てきたのだ。「子供が本当にかわいそう」だと。

 

預けられる子供はかわいそう?それなら目一杯頼ればよかった

この体験を経て、私は変わった。まず夫に病気の時の対応を頼んだ。最初は「病児保育に預けりゃいーじゃん」と預ける時の罪悪感も知らずに(病児保育自体はとてもありがたく、対応も素晴らしいのだけど)、言い放っていたが、いざ自分が病児保育に送ると「なんかやっぱ俺、休むわ」なんて言うようになった。当時は熱が出れば1週間は登園できなかったので、朝休む連絡をするときに職場に「明日は夫と交代するので、必ず出社します」と言えることがとても大きかった。

そして、ファミリーサポートも登録した。ファミサポは病児は見てくれないけれど、週に1度、早くお迎えに行ってもらい、サポーターさんの自宅で過ごさせることで、子供が保育園の疲れをためないようにした。また、親以外になついている人がいるだけで、なんだか大船に乗った気になったりした。偶然、保育士資格を持つ60代の女性だったので、個人的な悩みや保育園での話もできて、自分のメンタルケアにもなってありがたかった。

さらに、保育園にもよく相談をするようにした。育児の相談は積極的に(というか、育児知識がないから困ったら何でも聞いてた)していたけど、もっと弱音を吐いたりするようになった。「もうご飯が大変で~」とか「イヤイヤで朝時間がかかって」とか、そういうことを伝えると「園ではこうしてます」とか「それで朝遅くなっちゃったんですね~」とか、仕事のことも愚痴は言わないけど「今ちょっと忙しくて」なんて言うだけで、少し寄り添ってもらえる気がした。もともと信頼をおいている保育園だったし、助けられていたけど、倒れるまではどこか自分を責めながら預けていたと思う。でも今は思う。保育園があったからこの環境でも二人目を産もうと思えたし、「かわいそう、だから一杯かわいがってもらおう」と思える。

 

育休から復帰するママ社員と話すと、けっこう「すべて自分でやるつもりです」という人がいる。そういう時は、こんなクドクド話さないけど「かわいそう、と思うあまりに頑張りすぎると、結果子供はもっとかわいそうなことになるよ」と言ったりする。

 

専業主婦が多くを占めた私たちの母親の時代は、お隣さんに「ちょっと子供預かってて~」なんて罪悪感なしにできた時代なのだ。でも、今の私たちにそのコミュニティはない。少なくとも私には。だから、きっと本当は保育園に預けることに「かわいそう」なんて気持ちはいらないのだけど、心のどこかで思っちゃうことは仕方ない。でも、かわいそうだからこそ、たくさん頼ろう。子供のためにも頼らなきゃいけないんだと思っている。

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